
欧州PFAS制限提案
欧州PFAS制限案に関する第二回パブコメ募集開始
ECHA(欧州化学品庁)は、PFAS規制案に関するSEAC(社会経済分析委員会)の意見書案について、パブコメを開始すると発表しました。対象は、産業界、NGO、代替技術・代替物質の開発者、研究者、市民など、幅広い関係者です。
このパブコメは、EU全域で提案されているPFAS(有機フッ素化合物)制限に伴う社会経済的影響(コスト、利益、メリット、代替物質の実現可能性など)について、ステークホルダーからのエビデンス提出を募る目的で実施されます。
パブコメの期間は3月26日から5月25日までとなっています。
今後の流れとしては、提出された意見・情報を踏まえ、SEACは2026年末までに最終意見書を採択する予定です。RACおよびSEACの最終意見書は欧州委員会に提出され、それを基にEUレベルでPFAS制限(REACH規則附属書XVIIへの収載)の是非が審議・決定される予定です。
FCJとしては、今後のEUにおけるPFAS規制の具体化に向けた重要な節目として、本コンサルテーションの動向を注視するとともにコメントの提出を検討してまいります。
詳細は下記のリンクよりECHAのホームページをご参照ください。
1.パブコメの詳細に関するニュース: ECHA to launch consultation on draft SEAC PFAS opinion
https://echa.europa.eu/de/-/echa-to-launch-consultation-on-draft-seac-pfas-opinion
2.PFASに対するSEACの意見草案等が掲載されているページ
Submitted restrictions under consideration - ECHA
3.ガイダンス資料
https://echa.europa.eu/-/webinar-consultation-on-pfas-draft-opinion
2025年8月20日、欧州化学品庁(ECHA)のウェブサイトで、PFAS制限提案の改訂を含む、背景文書(Background Document)が公開されました。
https://www.echa.europa.eu/hot-topics/perfluoroalkyl-chemicals-pfas
https://www.echa.europa.eu/-/echa-publishes-updated-pfas-restriction-proposal
これは、制限提案を提出した5ヶ国(デンマーク、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデン)の当局が、2023年の意見募集(パブコメ)で寄せられた5,600件以上の意見を評価し、制限提案を更新したもので、最初の制限提案で明示されていなかった新たに8つのセクター(産業分野)について新たに評価が行われ、また、全面禁止や特定用途への期限付き適用除外以外の規制オプション(RO3)も検討されています。内容は、さらに更新される可能性があります。
これらは、ECHAの科学委員会(RAC、SEAC)の最終意見ではありません。RAC、SEACは、現在この制限提案を審査中で、2025年末までに完了させ、ECHAはRACの意見とSEACの草案意見を最終決定し、2026年前半にSEACの草案意見に関するパブコメの実施を目指しています。
最終的な決定は欧州委員会と加盟国によって行われます。
FCJでは、来月以降に当該文書の解説を含むウェビナー開催を予定しております。詳細については、後日ホームページでお知らせいたします。